生命保険の特約について解説!
生命保険には単独で契約できる「主契約」とこの主契約に付帯して契約し、保障内容を補完する「特約」があります。
主契約につけるものなので、主契約が終われば特約も終わります。特約はもちろん入らなくてもOKです。
ちなみに特約の保険料は主契約よりも安いのが一般的です。
特約に入りすぎて保険料が高くなりすぎてはないですか?
要らない特約がないか定期的に見直しましょう。
特約の内容や名称は保険会社によって違いますが、ここでは代表的なものを紹介しますね。
『入院関係の特約』
三大疾病保障特約
三大疾病保障特約は主契約でも特約でもつけることが可能です。
がんと診断されるとすぐに保険料は支払われますが、脳卒中や急性心筋梗塞の場合は60日後、まだ後遺症がある場合のみ支払われますので覚えておきましょう。
そう考えるとがん単体の特約かがん保険に入った方が合理的かも知れません
疾病入院特約
病気によって入院したときに、決められた日数の範囲で給付金がもらえます。
手術のときも同様で、基本的に医療保険と同じです。
災害入院特約
不慮の事故などにより180日以内に入院した際に、入院給付金と手術をしたならば手術給付金がもらえます。
成人病入院特約
所定の成人病(がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧症、糖尿病)で入院した際に、疾病入院特約に上乗せしてもらえます。
対象となる疾病を広げている商品もあります。
女性疾病特約
女性特有の病気によって入院した際に、疾病入院特約に上乗せしてもらえます。
女性特有の病気も通常の医療保険で補えますので重複してる保険といえるでしょう。
安心を買いたいならよいかもしれません。
通院特約
病気や怪我で入院給付金の対象となる入院をした際に、退院後の通院に対して支払われる保険。
退院の翌日から120日以内の通院が対象で、支払い限度日数は1回の入院につき30日とするのが一般的。
入院前の通院も支払いの対象としている商品もあります。
ただ退院後はそんなに通院することはないので必要かどうかはギモンです。
そのほかの特約
災害割増特約
不慮の事故により180日以内に死亡または高度障害になったときにや、特定感染症で死亡・高度障害になった場合に主契約の保険金に上乗せして保険金が支払われます。
傷害特約
傷害特は上記の災害割増特約の内容に加えて、障害状態になった場合、障害の程度に応じてさらに給付金を受け取ることができます。
災害割増特約に上乗せした保険です。
リビングニーズ特約
医師によって余命6ヶ月以内と診断された場合に保険会社から保険金を前払いで受け取ることができる特約。
一般的には3000万円が上限とされています。
受け取る場合はもらえる保険金から6か月分の保険料と利息が差し引かれます。
この特約は保険料は無料です。
必要かどうかは別としてつけておいて損はないです。
特約に入りすぎないよう定期的にチェックしましょう。
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