保険商品の「転換」は99%を損をすると認識しよう
保険の営業職員から新しい商品が出たといって、
保険の転換を勧められたことはありませんか。
例えば,
「新しい商品が出たんです。今よりも保障が充実している上に、
保険料はほとんど変わりません。もうすぐ更新で保険料が上がるので、
その前に切りかえた方がお得ですよ」
と誘ってきます。
しかしこの誘いにのってはいけません。
これは,保険の「転換」お勧められています。
転換をして契約者が得をすることは
ほぼないといっても過言はありません。
転換の仕組みを説明しましょう。
まず今まで入っていた保険を解約します。
そしてそれまでに貯まっていた解約返戻金を使って、
新しい保険に入り直すです。
たいていの場合、この解約返戻金は
掛け捨ての定期保険部分に使われます。
保険料の一部が解約返戻金でまかなわれているわけですから、
月々に支払う保険料は抑えられるのも当然です。
普通に解約すれば受け取れたはずの解約返戻金は
1円も手に入らなくなってしまいます。
さらに以前よりも予定利率が悪くなったり、
保険料の払い込み期間も延びてしまうことが多いのです。
保障内容をもっと充実させたいというのであれば、
特約を追加する、解約返戻金を受け取ってから別の保険に入り直すなど、
他の方法を選んだほうがよいでしょう。
保険の転換の種類と例
転換価格の充当先 | 新しい保険の保険料 | 新しい保険の解約返戻金 | |
---|---|---|---|
@基本転換 | 終身保険部分 | 高い | 多い |
A定特転換 | 定期保険部分 | 安い | 少ない |
B比例転換 | 終身部分と定期保険部分 | @とAの中間 | @とAの中間 |
解約返戻金を新しい保険のどこに
充当するかでいくつかの種類にわかれます。
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